【地政学編】今こそ知っておきたい東アジアの地政学。朝鮮半島を主軸に解説します。

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皆さんお疲れ様です。

クラッド(@kura_investment )です。
いつも【クラッドの投資で自由を掴むブログ】を見て頂きありがとうございます。
今回は地政学編として、東アジア地域の地政学についてまとめています。




現代の東アジアの概要と地政学

まずは、東アジアについての概要からお話しようと思います。

(引用先:白地図ぬりぬり 様より作成)

◆概要

青:日本 127,202
赤:中華人民共和国 1,427,648
水色:モンゴル 3,170
ピンク:朝鮮民主主義人民共和国 25,550
緑:大韓民国 51,172
黄色:台湾 23,726
(2018年のデータ:国家の後ろの数字は人口で単位は千人)
東アジアは上記の国家・地域からなっています。

北東アジア(東北アジア)、極東などの呼称で呼ばれている地域となります。
(※:本記事では東アジアという名称に統一しております。)

東アジア地域は温暖な気候、豊かな河川、モンスーンの影響により恵まれた自然
環境を有し、農耕に適した肥沃な大地が広がっています。また、人が住める地域が
比較的広大である事、太平洋、東シナ海から豊富に採れる水産物により、
世界でも有数の人口過密地域となっています。

こういった地理的、自然環境的に恵まれた地域であったため、紀元前5000年前には
黄河流域で黄河文明が起こっていたことからもこの土地の豊かさを物語っています。

また、東アジアは世界の成長センターとしても知られています。
具体的な経済発展につきましては、以下の通りです。

◆1954年~1973年 日本
高度経済成長 これにより日本は戦後復興を果たし、重化学工業が発展。
GDPで世界第2位に躍進し、国際的な影響力を高めていった。
これにより、日本は世界の先進工業国として認知されるようになる。

◆1960年初頭~1990年代 韓国、台湾、香港、シンガポール(アジア四小龍とも)
どの国・地域も急速な工業化と経済の高度成長を実現する。
これにより、先進国・地域及び高所得国・地域に発展していく。
香港・シンガポールは世界有数の金融センターに、
台湾は製造情報技術で世界トップクラスの地位を築いていく。

◆1970年末~2010年ごろ 中国
改革開放路線、WTO加盟を契機に急速な工業化と高度成長を実現。
ドイツ、日本の名目GDPを抜き去り、現在はアメリカに次ぐ世界第2位の
経済大国へと変貌。
経済力の拡大により軍事力、国際政治での発言力が増大。

この様に経済では日本、アジア四小龍、中国の順に経済を急速に発展させており、
東アジア地域は世界的に見て人口が多いという事だけでなく、
年々世界経済、国際政治に与える影響は増大している。
という状態です。
日中両国については地政学編として下記記事でより詳細を書いています。


◆東アジアのプレイヤーの国々

この地域において大きな影響力を与えているプレイヤーの国々を紹介します。

該当国家は
・日本
・アメリカ
・中国
・ロシア
・韓国
・朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)
が東アジアのプレイヤーとなります。
(プレイヤーとは国際政治を動かす力を有している国を指して使っています。)

ざっくりとですが、伝統的な関係性を記載すると、
日本・アメリカ・韓国 VS 中国・ロシア・北朝鮮
という構図になります。
しかしながら、これは絶対的なものではなく、かなり流動的なものとなります。
各国の利害、思惑が色濃く反映されており、時代とともに関係性は大きく
変わっていきます。

それぞれの国家の朝鮮半島(韓国もしくは北朝鮮もしくはその両国)との関係性は
以降の章にて紹介しようと思います。

朝鮮半島の地政学的宿命

この章では朝鮮半島の地政学的立ち位置についてお話します。


上記の地図を見てもらえばわかると思いますが、朝鮮半島はユーラシア大陸の東の果て
であり、周辺諸国には日本、ロシア、中国という地域大国の中心に位置しています。

朝鮮半島の地政学的宿命として、
中国を支配してきた歴代王朝、日本、ロシアなどの周辺諸国の
勢力争い(=パワーゲーム)が行われる地域となります。

特に中国を支配してきた歴代王朝からは武力による支配、もしくは威圧を
悉く受けるという歴史を歩んでいます。
これは半島という地理的条件から他の地域へ支配を逃れる事も出来ず、
自然の障壁もほぼないに等しく、地形的に自国を守る事が
難しかったためです。

そんな朝鮮半島ですが、現代では東アジアの火薬庫といって問題はないでしょう。
西洋のバルカン半島 東洋の朝鮮半島
どちらも周辺の大国の勢力争いに地理的立地から巻き込まれてしまい、
周辺諸国は自国の安全保障、経済的権益のために勢力争いを行い続ける
構図となります。

この様に周辺大国に翻弄され続けた歴史を持つため、朝鮮半島で
勃興した勢力が周辺諸国に脅威を与えたという事は一度もありません。
現代では中国の支配下となっているモンゴル人や満州人は過去、
漢民族を支配下に置いたにも関わらず、です。

非常に略史となりますが、少し朝鮮半島の歴史をお話します。
朝鮮半島はほとんどの時代を中国の冊封国として歩んできました。

・衛氏朝鮮
前漢に冊封。武帝時代に滅ぼされ、ついで魏、晋の支配下に。

・三国時代(高句麗・百済・新羅)
唐が新羅を冊封。後に唐を朝鮮半島から駆逐に成功し、初めて朝鮮半島を統一。

・新羅
高麗が新羅を滅ぼし朝鮮半島を統一。唐に冊封される。

・高麗
宋に冊封される。一時的にモンゴル帝国の属国となりつつも元から独立。

・李氏朝鮮
明に冊封される。後に、清に冊封される。

・大韓帝国
大日本帝国により併合される。

・連合軍軍政期
米ソによる占領統治。

※冊封(さくほう)とは
中国皇帝を頂点とし、それに従属する事を認め貢物を贈った国(朝貢 ちょうこう)
に対して、その地の支配権を認める。というものです。

このように、
朝鮮半島は歴史的に周辺諸国の勢力争いに
巻き込まれてきました。

ちなみに、朝鮮半島と違い、日本はユーラシア大陸から海を隔てており、
侵略行為自体が容易ではなく、独立を守り続ける事ができました。

この様に、日本と韓国は隣国ではありつつも、地形の違いによって
その後の歴史を大きく左右される事になります。




 

朝鮮半島の現代史


この章では朝鮮半島の略史を近代を中心にお話します。

歴史

第二次世界大戦以前の歴史は今回は省略しますが、第二次世界大戦敗戦後、
日本は中国大陸から撤退、日本の統治下にあった朝鮮半島も放棄されます。
日本の敗戦後に
アメリカは南部に大韓民国、ソ連は北部に朝鮮民主人民共和国を建国します。

この両国は1950年に戦火を交える事となり、朝鮮半島全土が戦場となり荒廃します。
軍人、民間人合わせて300万人近くの死者を出したこの戦争を朝鮮戦争と呼び
1953年に休戦となり、現在に至っています。
(あくまで休戦なので現代でも戦争は終結していません。)

朝鮮戦争後は南北の分断が固定化され、それぞれが別の歴史を歩んでいます。

韓国

朝鮮戦争後は李承晩の独裁的政治に対して民主化運動が始まり、
1960年の四月革命により李承晩政権は崩壊。
1961年に朴正煕による軍事クーデターが発生し、軍事政権に移行。
朴政権は経済発展を優先し、開発独裁を推進し、1970年代には急速な工業化を達成。
1979年には朴大統領射殺事件が発生し、民主化運動が盛り上がるが、
1980年成立の全斗煥政権により弾圧され、南部の光州ではデモ隊の鎮圧により
多数の犠牲者が出るという光州事件が発生。
この時期にアメリカでレーガン政権が発足し、米ソの緊張関係が再び高まった。
これが朝鮮半島にも影響を及ぼし、
1983年に北朝鮮によるラングーン事件と1987年に大韓航空機事件
が起こり、南北間の緊張が高まる。
1987年に民主化デモが激化し、全政権は大統領直接選挙制に移行し、盧泰愚が当選。
1989年に冷戦終結。
1991年に南北両国の同時国際連合加盟が実現。
1992年に金泳三政権発足。世界のグローバリゼーションの波に乗り、政策を推進したが、
1997年のタイ発のアジア通貨危機が波及し、韓国経済は通貨危機に陥いる。
1997年に金大中政権発足。通貨危機への対応策としてIMFの管理下となり、構造改革と緊縮財政を推進。北朝鮮政策では太陽政策を掲げて、融和政策を推進。
金泳三と金大中は、非軍人の人物となっています。
2000年に北朝鮮を訪問し初の南北首脳会談を行った。
2002年に日韓共同ワールドカップを開催し、良好な関係を築く。
2003年に盧武鉉政権も太陽政策を継承するが、北朝鮮がNPT(核拡散防止条約)を脱退し、
核実験を強行したため、東アジアの地政学リスクが増大。
2008年に李明博政権は太陽政策を廃棄、北朝鮮に対して強硬姿勢に転じる。
2012年に韓国大統領で初めて竹島に上陸し、日本との関係悪化。
2012年に韓国初の女性大統領である朴槿恵政権が発足したが、2017年に韓国初の弾劾制度
で大統領職を失う。
2017年 文在寅政権が誕生。現在に至る。

韓国は独立当初は軍事政権、そこから経済発展を成し遂げ、民主主義選挙に
移行という政治の変遷があります。

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北朝鮮

1948年に朝鮮戦争後にソ連支援の下、社会主義を採用し金日成が首相となり建国。
1960年に主体思想を掲げ、ソ連とも中国とも違う独自の社会主義国家の
建設を進めると同時に、金日成の個人崇拝が強められた。

※主体(チュチュ)思想とは
朱子学(小中華思想)と社会主義思想を重ね合わせた思想の事。

1970年代 日本人の拉致事件が発生。
1991年に南北同時に国連に加盟
1994年に金日成が死去。息子の金正日が継承した。(98年より国家元首)
冷戦終結後も反米姿勢を変えることなく「先軍政治」を推し進めた。

※先軍政治とは
金日成時代において用いられた公式イデオロギーであり、国歌の全てに
おいて軍事を優先させるという思想。
金日成は先軍政治について
「先軍政治は私の基本的な政治方式であり、我々の革命を勝利に導くための、万能の宝剣です」
「人民軍隊は我々の革命の柱であり、チュチェ革命偉業完成の主力軍です」
と述べたとされる。

2000年に太陽政策を掲げる金大中政権に登場により初の南北首脳会談に応じる。
2002年に日本の小泉首相が訪朝し、拉致問題解決にあたり平壌宣言を発表。
しかし、それ以降の進展はなく北朝鮮の核開発と弾道ミサイル開発に伴い、
国際社会の脅威となっている。
2005年に核兵器の製造・保有を公式に認める。
2011年に金正日が死去、次男の金正恩が継承した。(2019年より国家元首)
2017年に異母兄の金正男をマレーシアで暗殺。
2018年に第三回、第四回、第五回南北首脳会談を実施
また、アメリカのトランプ大統領と初の米朝首脳会談を実施
2019年に第二回米朝首脳会談を実施、現在に至る。

この様に朝鮮半島の歴史は推移しており、両国とも関係改善と悪化を
繰り返してきています。
また、両国とも朝鮮戦争後は全く違う歴史を歩んでいます。

北朝鮮は核兵器開発、弾道ミサイル開発という形で周辺諸国に
軍事的脅威を与えることで、自国の存在価値を高めています。

朝鮮半島への諸国の関わり方

この章では東アジアプレイヤーの朝鮮半島への関わり方について
お話しようと思います。

日本

北朝鮮については、拉致問題・核兵器開発・弾道ミサイル開発など
多岐にわたる問題を抱えており、日本の安全保障の観点から重大な
脅威としての認識。

韓国については、同じ資本主義・民主主義という共通の価値観を持つ国であり、
重要な隣国との立場だったが、近年それは急速に瓦解しつつある。
・竹島問題

・日本海呼称問題
・慰安婦問題
・徴用工問題
・海上自衛隊の旭日旗問題
・韓国海軍レーダー照射問題
・対韓輸出規制強化とホワイト国除外
・GSOMIA破棄
などなど、例を挙げればきりがないが少し思いつくものを記載するだけで
これだけ外交問題が山積みとなっている。
従来、日本の産業界は韓国との経済的関係を重視したことから、こういった
外交問題と経済関係については切り離していたが、徴用工問題などを皮切りに
態度が変化。
今までの反日政策に関して我慢の限界を超えたという形になります。

同様に日本政府も過去、韓国と交わした条約を一方的に無視する様な態度に激怒
している状況となります。

地政学的視点
日本からすると、明治時代に朝鮮半島は【大陸から喉元に突き付けられた短剣】
称されていました。大陸から日本へ侵略する際は、朝鮮半島を通る必要があり、
その朝鮮半島が日本の敵国の勢力下に入るのは安全保障の観点から大きな脅威に
なるという考え方です。
そのため、日本にとっては朝鮮半島の戦略的価値を認識する必要性があり、
これが日清戦争、日露戦争につながっています。
こういった歴史的背景もある事から、日本も隣国との関係性を悪化させたくないという
のが本音ではあると
思いますが、近年の韓国は東アジア外交の足かせになるという
認識となっており、
外交戦略の練り直しを検討している事かと思います。
韓国が日米同盟から離脱した場合は、北朝鮮が相対的に優位に立つため、東アジアの
地政学リスクは増大する事でしょう。

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中国

中国は北朝鮮とは伝統的な友好国という位置づけになります。
北朝鮮にとって中国は唯一の軍事同盟を結んでいる国家となります。
北朝鮮の対外貿易の9割超を占めているとされ、主要な食料、武器、燃料の供給国です。
そのため、北朝鮮への影響力は中国が一番強いとされています。
ただ、近年では北朝鮮が中国の影響下を離れ、核兵器開発や弾道ミサイルの発射
などで日米韓を過度に挑発しており、反感を買っています。
2013年には親中派とされていた張成沢を処刑し、中朝関係が悪化。
また、近年では韓国と経済的な結びつきが強まりつつあります。

地政学的視点
中国から見ると、アメリカとの緩衝地帯としての役割を北朝鮮に望んでいる
かと考えられます。そして、北朝鮮は生かさず殺さずがおそらく最善という
認識なのだと思います。
そのため、韓国の文政権が強力に推進している朝鮮半島統一は北朝鮮主導を
望むことが予測されます。仮に韓国主導となる場合はほぼ確実に在韓米軍の
撤退を要求する事が予想されます。これはアメリカの影響下にある国と国境
を接していたくないという事です。
トランプ政権になってからは、貿易戦争などで対米交渉カードとして
北朝鮮が利用されている側面もあります。
また、北朝鮮が地政学リスクとして国際社会に認知される事により、
南シナ海や東シナ海での海洋進出に関して国際社会の目がそれるという
メリットも存在。
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アメリカ
中国・北朝鮮と相対するためにも日本・アメリカ・韓国の連携を重視するという
立場。
韓国とは米韓相互防衛条約を締結しており、これは軍事同盟となります。
そのため、歴史的にアメリカは韓国側の立場となります。
しかし、文大統領になってから、その外交の迷走ぶりと過度な親北朝鮮・中国路線の
ため呆れ果てている状態だそうです。
さらに、先日韓国が発表したGSOMIAの破棄について米国国防総省も韓国の決定に
失望したとの声明もあり、米韓同盟が根本から揺らいでいるのが実情となります。
2018年には初の米朝首脳会談を行い北朝鮮と直接会談をするようになっています。

地政学的視点
韓国に関しては在韓米軍を配備している事からも韓国への軍事的防衛を意識しており、
これは対北朝鮮だけでなく、対中国、対露へのけん制もあると思います。
北朝鮮に関しては核兵器開発、弾道ミサイル開発を行っているのに、
武力行使を行っていない理由は過去の朝鮮戦争から多大な被害を出しつつも、
結果は何も得るものがなかったという反省があるとの指摘があります。
GSOMIAは元々、日米韓の連携には必須という立場からアメリカが推進した
ものとなります。だからこそ、韓国のGSOMIAの破棄に関してアメリカは強い口調で
批判をしているのです。
GSOMIAの破棄は北朝鮮が以前から繰り返し主張してきたし、中国に
ついては韓国の決定を支持している事から、米韓同盟に亀裂をきたす結果に
なるというのは明白でしょう。
GSOMIA破棄により、米韓同盟は事実上破綻した。という指摘もあるくらいで、
今後の東アジアはより混迷する事が予想されます。
米中貿易戦争において、中国は北朝鮮に対する影響力を利用し、アメリカと
北朝鮮の橋渡し役を期待するというものがありました。
これを俗に言う北朝鮮カードです。しかし、2018年に初の米朝首脳会談が
実現してからは、両国の直接交渉が相成ったため、北朝鮮カードが使えなくなりました。
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ロシア
北朝鮮を建国する際の後ろ盾となったのは当時のソ連だったという事もあり、
歴史的に北朝鮮よりの立場。ロシアと北朝鮮の関係は朝鮮半島の平和と安定の
維持を望むという戦略。北朝鮮の核開発についても、外交交渉を通じて平和的解決を
望むというのがロシアの公式な立場となります。
1990年初頭に両国関係は停滞し、北朝鮮より韓国を重視する様に。
1996年ごろから再度関係が改善。
国連の安全保障理事会にて、対北朝鮮制裁決議で拒否権を行使した事はない。
2018年プーチン大統領は「同盟国に対する核攻撃も、ロシアへ核攻撃とみなし、
直ちに報復する」としているが、北朝鮮は同盟国ではないとの立場。

地政学的視点
ロシアは朝鮮半島への積極的な介入は現段階ではそこまで見られていないかと
思います。
それは、ソ連の崩壊後、国内経済が大混乱に陥った事から諸外国
へ目を向けるより、国内政治に忙殺されてきた結果に感じます。
プーチン大統領はソ連時代の領土の回復、ロシアを大国に導くことを目的に
動いています。豊富に産出されるエネルギー資源を武器に経済を回復させ、
軍事力を強化。ウクライナのクリミア半島を併合した事からもロシアの伝統

的な「南下政策」が再開されたとの認識で問題ないかと思います。
東アジアでも仮に朝鮮半島で大きな動乱が起こった場合は、その混乱に乗じて、
南下してくることは十分考えられることと思います。
その他、中国と同様の理由で朝鮮半島の統一は北朝鮮主導を望み、在韓米軍の
撤退を
要求する事かと思います。

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少しおまけ
ちなみに、中国・ロシアはともに反米という形で伝統的な協力関係にはあるが、

お互いの本質は大陸国家であり、地政学的には対立する傾向にあります。
ロシアが現在支配下に置いている日本海側の領土である沿海地方
(ロシアの軍港 ウラジオストクがあります)は清の支配下にありましたが、
ロシア帝国に割譲されたり、中国東北部(旧満州です)と外蒙古と呼ばれる広大な土地
ロシアの植民地として支配されていた時代もありました。
冷戦期では中ソ国境紛争という形で大規模な軍事衝突が起こりました。

さらに、沿海地方は徐々に人口が減少している地域となっています。
その代わりに、周辺地域の中国人は増加傾向となっています。
将来的に中国人人口が増えていくと、沿海地方は過去ロシアに奪われた
中国固有の領土だ。返還しろ。
と中国がロシアに迫る可能性も十分あります。
そのため、ロシアは沿海地方やシベリアの開発に関しては中国資本より、
日本資本での開発を望んでいる事でしょうし、そういう意味ではロシアとは
経済的利害の一致が期待できます。
ロシアはエネルギー資源の輸出で高成長を遂げましたが、近年は資源価格の
低迷と欧米からの経済制裁の影響もあり、資金的な余裕もあまりない状態
です。
そのため、日本がロシアに付け入るスキはある様に感じますし、これが
外交カードになる可能性はあります。

この様に、中ソともに良好な関係を維持してきたわけではありません。

終わりに ~今後の朝鮮半島との付き合い方~

今回の記事は過去の地政学編と比較すると、かなり踏み込んだ内容に
なっているかと思います。
終わりに、クラッドの個人的な今後の朝鮮半島との付き合い方を述べようと思います
ので、少しお付き合いしてもらえたらと。

それは、過去と同じ過ちを犯さないこと。が重要かと思います。
日本は地政学的に海洋国家でありながら、過去何度か朝鮮半島に侵攻を行いました。
その際に、大陸国家として振る舞い、そのまま国力を衰退させるという愚を
犯しています。
これは秀吉の文禄・慶長の役しかり、
大日本帝国時代の韓国併合、ついで満州進出、中国大陸進出です。

今後の朝鮮半島の未来はどうなるかわかりませんが、それでも仮に朝鮮半島
統一となった場合は北朝鮮主導での統一になるかと思います。
それは、韓国・北朝鮮という当事者だけでなく、アメリカ、中国、ロシア
などの国々の妥協で実現するのではないかと思っています。
(ただ、経済的に考えると北朝鮮も韓国もそんなのは無理だとは思いますが。)
また、
個人的には統一朝鮮の誕生は望んでいません。現状維持が最善だと
思います。

ただ、朝鮮半島統一国家が誕生しても、日本は淡々と対処していけばいいかと思います。
もちろん、日本の国防ラインが対馬付近まで後退するというのは由々しき事態です。
そのため、海上自衛隊、航空自衛隊の戦力強化は必須となるでしょう。
しかし、朝鮮半島と関わっていい事など歴史的にはほぼ皆無でした。
なので、最低限の交流関係だけ維持させておいて、日本は海洋国家として今後
を歩んでいくべきだと考えています。
朝鮮半島はあくまで大陸国家の中国・ロシアとの緩衝地帯として
機能してくれれば
それでいい
くらいのスタンスで付き合っていくのが最善なのではないかと考えています。

地政学というのは色々な側面から国際力学を理解できるため、非常に
面白い学問であると同時に、国際関係を動かしているのは本記事で紹介
した様な大国同士の国益追及による醜い一面であるという事は忘れては
ならないかと思います。

この章ではあくまでクラッド個人の見解を述べさせてもらいました。
全てが全てこの通りになるとは思っていませんし、様々な意見が出てくるのは
当然かと思います。
そのため、否定的な、批判的な意見も頂くことかと思いますが、自分の記事を
きっかけに日本の国益・国防を考える事になったのなら幸いです。

本記事をまとめておいて自分でも何となくしかわかっていない事が多々あり
ましたし、1記事には到底まとめきれるような話でもないと理解していますが、
何か1つでも得るものがあったのなら書いた甲斐がございます。

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以下参考サイトなど
日本人が知るべき東アジアの地政学 ~2025年 韓国はなくなっている~
東アジア-Wikipedia
中ソ対立ーWikipedia
GLOBALNOTE 出典:国連(United Nations Population Division)
日本軽視がアダに。韓国が大国から相手にされなくなる危ない未来
死者は8人”竹島”を狙った韓国の漁船狩り
最近の日韓関係ー外務省
【図解・国際】中国の経済成長率
アジア四小龍ーWikipedia
大韓民国/韓国(1) 国家分断から朝鮮戦争へー世界史の窓
先軍政治ーWikipedia
朝鮮民主主義人民共和国/北朝鮮ー世界史の窓
朝鮮の歴史ーWikibooks

参考「日本・朝鮮・琉球の対中国王朝との冊封国・朝貢国としての位置とその歴史」 
北朝鮮、世界で一番有利な位置に…大国の利害関係を都合良くコントロール
韓国、日本との軍事情報協定破棄へ 米国防総省「強い懸念と失望」と批判
文在寅のGSOMIA破棄が招く、韓国・北朝鮮・中国「一体化」の悪夢

解析

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