【地政学編】ブラジル ~BRICsの一角を占める南米の資源・農業・経済大国~

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皆さんお疲れ様です。クラッド(@kura_investment )です。
いつも【クラッドの投資で自由を掴むブログ】を見て頂きありがとうございます。
今回はブラジルについて地政学的視点を織り交ぜつつお話します。




ブラジル連邦共和国の概要


概要

ブラジルは南半球の南米大陸に位置し、南東部の大部分を占める。国土の大部分が
ブラジル高原である。国土を流れるアマゾン川は南米で最長である。
また、世界最大の面積をほこるアマゾン熱帯雨林の大部分を有している。
1500年にポルトガルの植民地となり、1822年に独立国家を樹立。

豊富な天然資源と安価な労働力を有しており、経済規模は南米でも最大。
さらに、南半球に属する国家の中でも最大の規模を有し、GDPは世界第9位の
経済大国である。
1980年代に債務危機となり、1983年に債務不履行を発表。1993年には
ハイパーインフレを経験するが、その後新通貨レアルを導入し、収束。
2007年には債務を完済し、債務国から債権国となった。現在ではBRICsの
一角を占めるに至るまでに経済規模を拡大させているが、2015年頃から景気
が失速気味となっている。
農業・鉱物資源大国として広く知られているだけでなく、自動車・航空機を中心に
製造業も盛ん。


(世界三大瀑布の1つイグアスの滝)

◇ブラジル連邦共和国:Federative Republic of Brazil

◇公用語:ポルトガル語

◇首都:ブラジリア (最大都市:サンパウロ)

◇大統領:ジャイール・ボルソナーロ

◇国土面積:8,515,770k㎡(世界第5位)

◇人口:2億14457810人(世界第5位 2018年)

◇GDP(名目 IMF統計):1,868.18(10億ドル)(世界第9位 2018年)

ブラジルの過去と現在

この章ではブラジルの歴史についてお話しようと思います。
ブラジルの成立にはポルトガルが非常に大きく関わっています。

ブラジルの歴史は主に3つの時代に分類されると言われており、今回はその流れで
歴史の概要を記載します。
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◆1500年 
ポルトガルのカブラルが偶然発見。その後、ポルトガルの植民地となった。

◆16世紀半~17世紀半ば 砂糖の時代
アフリカ系の黒人奴隷を使い、サトウキビ農園を大規模に展開。
これが当時のブラジルの主要産業であった。

また、ポルトガル人と黒人女性の間で多くの混血児が生まれた。
特に白人と黒人の混血であるムラートが生まれた。

1580年にポルトガルがスペインにより併合される。
ポルトガルの影響力が低下していくと、代わりにオランダが進出。

1612年にオランダ西インド会社を進出して積極的に権益確保に動く。
砂糖はのちにカリブ海諸国へ主要産地が移ったため、ブラジルの砂糖産業は衰退
していった。
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◆17世紀末~18世紀末 金の時代
1690年に南東部のミナスジェライス(ポルトガル語で万人の鉱山)で金鉱脈と
ダイヤモンド鉱脈が発見され、ブラジル版ゴールド=ラッシュが
起った。
この時代に内陸部にポルトガル人が積極的に進出した事でブラジルの領土は拡大。

ブラジル産の金は18世紀半ばには世界の総生産量の85%を占めるまでに至り、
一大産業へと変貌した。
また、ミナスで黄金が発見されたことにより、まとまりがなかったブラジルが
ミナスを中心とする市場を形成する事を一役買った。
1822年にポルトガルから独立するが、これと同時期に金とダイヤモンドの生産が
急減
し、衰退した

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◆19世紀 コーヒーの時代
1822年にポルトガルから独立するも、支配権はポルトガル系の白人のままであり、
金・ダイヤモンドが枯渇してからはコーヒー豆の単一栽培を行う様になった。
1888年まで黒人奴隷制度が残り続けた。
コーヒーの生産に関しては現代でも世界有数の生産国である。
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◆ポルトガルからの独立後
1807年にナポレオン率いるフランス軍が首都のリスボンを占領。
この時に、ポルトガル王室はブラジルへ避難した事で、ポルトガル=ブラジル帝国
が成立。
リオデジャネイロは1808年から14年間首都として機能した。

1821年にナポレオン政権が倒れた後に、ポルトガル王は本国に戻り、息子をブラジルに
摂政とし残した。
ブラジルのポルトガル人大土地所有者や資本家はその息子を擁立し
1822年にブラジル帝国として独立を宣言。

1860年代にアメリカ発の黒人奴隷解放運動の影響により、1888年に奴隷制度を廃止。
資本家層がそれに反発し軍部が国王を追放し、ブラジルは帝政から共和制となった。

1891年に憲法が制定され、ブラジル連邦共和国が成立。
自動車の普及に伴いゴムの需要が急増し、コーヒーと
ともにブラジル経済は大きく発展。
アマゾン中流のマナウスは生ゴムの集積地として繁栄したが、
樹液の過剰採取により
ゴムの木が減少し、インディオにも過酷な労働を強いたため、急速に衰退。

1911年には生ゴムの生産地はイギリス領マレー半島に移る。
コーヒーに関しては、世界最大の生産国になった。

20世紀にコーヒーの輸出増加に伴う労働力不足を補うために、多数の移民の受け入れ開始。
1908年には日本から第一陣の移民が渡り、1925年から36年の約10年間で急増。
1980年代まで続き、ブラジルへの移民数は約25万人を数える。

1960年~1970年ごろは軍政が続いたが、80年ごろから安定に向かい、経済は順調に拡大。
2000年ごろにはブラジル・ロシア・インド・中国とともにBRICsの一角として広く知られ、
新興国として世界に与える影響は大きくなっている。
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ブラジルは他の南米諸国と比較しても独立する際には血を流すことなく、
平和的に独立を達成した国となります。
独立後は、宗主国のポルトガル以外の国・地域と良好な関係を築く
様になりました。

ブラジルの貿易関係を見れば、多様な国家との関わりを持つことがわかります。

2016年のブラジルの輸出入の割合
輸出
1位:中国19.0%
2位:アメリカ12.6%
3位:アルゼンチン7.2%

4位:オランダ5.6%
5位:ドイツ2.6%

輸入 
1位:アメリカ17.5% 
2位:中国17.0% 
3位:ドイツ6.6% アルゼンチン6.6%
4位:韓国4.0%

という比率になっており、ブラジルの貿易相手国は輸出入ともに中国とアメリカが上位の国家となりつつも、ヨーロッパやアジアの国、近隣の国とも盛んに貿易を行っている事がわかります。

また、貿易面だけでなく、外交面でもブラジルが多様な地域との関係性を重視しているのは、下記の外交基本方針からもわかります。

ブラジルの外交基本方針

グローバルで活発な外交展開

  • 国連改革,WTO,環境・気候変動,G20(金融サミット)等の地球的規模の問題への積極的な関与。
  • 近隣諸国,米国・EU・日本,アジア,アフリカ等との多面的な外交及びBRICSを通じた新興国外交展開。

地域統合の進展

  • 1995年1月,関税同盟としてメルコスールが発足。人口約2億6000万人,GDP約2.8兆ドル(2017年,世銀)。EU等との自由貿易市場を追求。引用先:ブラジル連邦共和国ー外務省

 

この様にブラジルは地域経済の統合を行いつつも、多様な地域との関係を強化する様になっています。

まとめ
歴史的にはポルトガルとの関係が深かったが、独立以降は多様な地域との関係を発展させている。




ブラジルは世界有数の鉱物・農業資源大国

この章ではブラジルの産業構造と天然資源についてお話します。

ブラジルの産業構造は先進工業国と同様に第三次産業が大きく発達しています。

第一次産業(農林水産): 5.2%
第二次産業(鉱業、製造、建設、電力): 22.6%
第三次産業
(卸売、小売、運輸、飲食、宿泊、情報通信、金融、不動産、その他サービス):72.2%

となっています。

皆さんもご存知かと思いますが、ブラジルは農業大国であり、鉱物資源大国でもあります。
それは、ブラジルの輸出の主要品目を見ればわかります。

2016年のブラジルの輸出入の主要品目
輸出 1位:大豆10.4% 2位:機械類8.2% 3位:肉類7.5%
輸入 1位:機械類28.0% 2位:化学薬品7.2% 3位:自動車7.2%

となっており、大豆が輸出の主要品目であり、農業大国であることを

伺わせます。なお、輸出の第4位が鉄鉱石7.2%となります。
貿易依存度 輸出:10.3% 輸入:8.0% となります。
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エネルギー資源と鉱工業

ブラジルのエネルギー自給率は94%(2015年)であり、ほぼほぼ自給を
達成しています。石油危機を経験後に、自国内での石油資源の開発を進めると
同時にさとうきび由来のバイオエタノールの普及を推進しました。
ブラジルの電力供給に関しては、豊富な水資源を活用した水力が最大となります。
1位:水力 63.2%
2位:火力 32.1%
となります。

◆石油
ブラジルの原油の埋蔵量は世界第15位で南米ではベネズエラに次ぎ域内2位。
埋蔵量の8割がリオデジャネイロ州の沖合に集中しており、陸上油田はほぼなく、
海底油田での産出が主流
リオデジャネイロ州沖合のプレソルト層と呼ばれる海面下5000m~7000mに
位置する地層からの原油生産が急増中。

生産量:140,348千トンで世界第10位(2018年)
輸出額:22,821百万ドルで世界第15位(2018年)
埋蔵量:13,435百万バレルで世界第15位(2018年)

◆天然ガス
天然ガスの埋蔵量に関してはベネズエラに次いで南米第2位に位置。
ガス田の約85%が海底に位置しており、石油と同様にリオデジャネイロ州の沿岸部に
その約66%が集中している。内陸部のガス田はアマゾナス州が最大。
プレソルト層の開発が今後進展していけば、天然ガスの生産量も増加が見込まれる。
また、北米を中心に進展しているシェール革命についてではあるが、技術的に
回収可能なシェールガスの資源量は世界第10位である。

◆鉄鉱石
ブラジルの代表的な鉱物資源である鉄鉱石は、生産量・輸出量ともに
世界第2位となります。主な輸出先は中国や日本となります。

生産量:26,200万トンで世界第2位(2014年)
輸出量:36,619万トンで世界第2位(2015年)
埋蔵量:120億トンで世界第3位(2016年)

その他の鉱物資源などで世界でも有数な品目は以下のものとなります。

◆ニッケル
生産量:10.5万トンで世界第8位(2013年)
埋蔵量:1,000万トンで世界第2位(2016年)

◆パルプ
生産量:1,877万トンで世界第2位(2016年)
輸出量:1,161万トンで世界第2位(2016年)

◆ニオブ(レアメタル) 世界の生産量の89.3%を占め世界第1位。(2015年)

◆タンタル(レアメタル) 
世界の生産量の12.5%を占め世界第3位。(2015年)

◆すず鉱 生産量:25.0千トンで世界第4位(2015年)

◆ボーキサイト 生産量:3,706万トンで世界第3位(2015年)

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食品・農林水産業

ブラジルは世界有数の農作物の輸出国家であり、その最大の輸出先は中国となります。
特に近年は大豆の輸出が急激に拡大しております。
農業大国として広く知られているブラジルではありますが、小麦の輸入大国であり、
輸入量は727万トンでエジプトに次ぐ世界第2位です。

ブラジルの土地利用(2014年)は耕地:10.4% 牧場・牧草地:23.5% 森林:59.2%
となっており、国土の大部分がアマゾン熱帯雨林に覆われている事がよくわかります。
近年はその森林地帯を切り開いて、耕地を拡大しており、森林破壊などが大きな問題と
なっています。
穀物自給率は122%(2013年)であり、GDPに対する農業の比率は5.0%となります。

◆とうもろこし
ブラジルの代表的な農産物であるとうもろこしは、生産量・輸出量ともに世界有数の
規模となります。
生産量:7,988万トンで世界第3位(2014年)
輸出量:2,662万トンで世界第1位(2013年)

◆大豆
とうもろこしに続き、大豆もブラジルでは非常に有名な農産物となります。
生産量・輸出量ともに世界有数の規模であり、2016年には輸出品目で第1位を
占める規模であり、中国への輸出が近年急速に拡大しています。
生産量:8,676万トンで世界第2位(2014年)
輸出量:4,280万トンで世界第1位(2013年)

◆コーヒー
19世紀頃から栽培が開始されたコーヒーは現在でも世界的な競争力を維持しており、
生産量・輸出量ともに世界第1位の規模を有します。

生産量:2,804万トンで世界第1位(2014年)
輸出量:1,699万トンで世界第1位(2013年)

◆砂糖
ブラジルの歴史の始まりといってもいい、砂糖は現代でも同国の重要な農作物となります。
さとうきびの生産量は73,611万トンで世界第1位(2014年)の規模となります。

また、同国で普及しているバイオエタノールの原料としても重要な作物となります。
生産量:3,730万トンで世界第1位(2014年)
輸出量:2,764万トンで世界第1位(2013年)

◆牛肉
ブラジルの畜産 特に牛の飼育に関しても世界有数の規模となります。
牛の飼育数は21,237万頭(2014年)で世界第1位となります。

生産量:972万トンで世界第2位(2014年)
輸出量:168万トンで世界第1位(2013年)

その他の農作物で世界有数な品目は以下の通りです。

◆オレンジ 生産量:1,789万トンで世界第2位(2014年)

◆パイナップル 生産量:2,646千トンで世界第2位(2014年)

◆バナナ 生産量:695万トンで世界第4位(2014年)

おまけ。
◆米
あまり馴染みがないかもしれませんが、ブラジルでも米の生産は行われています。
日本の生産量は1,055万トン(2014年)であり、ブラジルの方が生産量が上位となります。
日本人が多数移民したからなんでしょうかね?
生産量:1,218万トンで世界第9位(2014年)
輸出量:82万トンで世界第7位(2013年)

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まとめ
鉱物資源を豊富に産出するだけでなく、農作物は世界有数の品目が多数ある。




ブラジルの人口動態と経済成長

この章ではブラジルの人口動態と経済成長についてお話します。

2019年のブラジルの人口ピラミッドは下記に様になっています。

(引用先:populationpyramid.net)
ブラジルの人口ピラミッドは富士山型からつりがね型に移行しつつあります。
つりがね型は経済成長に理想の形状であるとされていますが、中長期で見ると、
ブラジルの人口は少子高齢化に進むことが予想されています。

下記にブラジルの未来の人口ピラミッド(2045年)も合わせて掲載しております。


(引用先:populationpyramid.net)
ブラジルの人口のピークは2045年頃に来ると予測されています。
この年代あたりを境に人口減少社会に突入するために、人口ボーナス期は終焉を迎え、
人口オーナス期として、ブラジル経済に下振れ圧力を加える事になるでしょう。
ブラジルの人口ボーナスは2038年頃に終了する事が予想されているため、
今後20年程度は経済の拡大が期待されるかと思います。

ただし、ブラジルでも高齢化は進行していき、65歳以上の人口比率は
2020年に13.7%、2030年に19.8%、2040年に26.8%へ上昇していくとされています。
国際的にみてもブラジルの年金受給者は厚遇されているとされており、
今後、高齢化が進むと年金財政や社会保障費を中心に財政状況を圧迫する事で、
経済成長の阻害や国内の社会情勢の不安定化につながる事が予想されます。

次にブラジルの人口推移と予測です。

2100年の段階でも2億人近くの人口を抱えている事が予想されています。
そのため、日本の様に急激な人口減少社会への突入は回避され、なだらかに人口が
減少していくのではないかと考えられます。


次にブラジルの名目GDP(ドル建て)です。


(引用先:世界経済のネタ帳)
ブラジル経済は1980年頃から2000年頃までは経済の拡大は横ばいとなっています
が、2000年以降は急速に拡大しました。
その後、2015年頃から経済規模の拡大がやや鈍化傾向となっています。


自国通貨建てでのGDPでは1990年頃から一貫して経済が拡大しています。
ブラジルの一人あたりGDPは8,967.66ドルで世界第76位(2018年)と
なっており、まだまだ国民一人あたりでは豊とは言い難い状況となります。

まとめ
高齢化の進行はあるが、2040年頃まで続く人口ボーナスのため経済の拡大が期待できる。

ブラジルの地政学 


この章ではブラジルの地政学についてお話します。

ブラジルの国土は世界第5位と広大な国土を有している国ではありますが、
国土の約6割が森林となっており、その大部分がアマゾン熱帯雨林となります。
近年は熱帯雨林の開墾が進み、熱帯雨林の減少は進んでいますが、それでも国土の大部分が森林地帯となります。

アマゾン熱帯雨林の存在のため、陸上で近隣諸国と国境線を接していますが、事実上
国境線上での争いなどは起こりにくいでしょう。

また、南米大陸の太平洋側は新期造山帯に属し、アンデス山脈を形成しています。
このアンデス山脈が存在する事で、大陸の東岸と西岸の交流の活発化は妨げられ、
ブラジルが太平洋側に領土を有する可能性は低くなるでしょう。

このため、事実上、ブラジルという国家の
北部・西部は森林地帯と山脈地帯という自然環境により遮断され、
東部は大西洋となっているため、国境線上での争いとなるのは、南部になる事が予想されます。

事実、ブラジルは過去近隣のアルゼンチンやウルグアイ、パラグアイと戦火を交えています。
特にブラジルとアルゼンチンは南米の二大大国であり、ライバル関係となります。

ラプラタ地域の覇権をこれらの国が争った歴史があります。
このラプラタ地域に広がるパンパという草原地帯は肥沃な土壌であり、ここでは大規模な農業と放牧が行われています。
上記の南米の地形図にて、黒色の資格で囲んだところがラプラタ川流域の地域となります。

なお、ブラジルとアルゼンチンの両国の間にはウルグアイという国家が存在しますが、
この国は両国の緩衝国という位置づけである。

ただ、現在のブラジルは広大な領土を有しており、自国内で食糧資源は生産でき、
必要な電力は水力と火力で補い、リオデジャネイロ州沿岸部で原油を生産し、
自動車や航空機なども製造できるため、他国の領土を侵略し、自国の国益に
しようという野心は小さい様に思います。

現に、南米南部共同市場(メルコスール)という形で近隣国との経済関係を深めている
事も理由に挙げられるかと思います。
2019年にはブラジルとアルゼンチンでの通貨統合の話も出ており、今後の動向に
注目かと思います。

まとめ
ブラジルとアルゼンチンは歴史的に対立していたが、
現代では経済統合を進めている

ブラジルの抱える問題 貧富の格差


この章ではブラジルの抱える問題についてお話します。

ブラジルの問題のお話の前に、地域区分の説明を少しします。
下記の5つの地域に区分されています。


(クラッド作 ブラジルの地域区分)

◆南東部地域
エスピリト・サント州
サン・パウロ州
ミナス・ジェライス州
リオ・デ・ジャネイロ州
人口は8635万6952人(2016年)

◆北東部地域
アラゴアス州
セアラー州
セルジペ州
バイーア州
パライバ州
ピアウイ州
ペルナンブーコ州
マラニョン州
リオグランデ・ド・ノルテ州
人口は5691万5926人(2016年)

◆南部地域
サンタ・カタリーナ州
パラナ州
リオグランデ・ド・スル州(南大河州とも)
人口は2943万9773人(2016年)

◆中西部地域
ゴイアス州
ブラジリア連邦直轄区
マット・グロッソ州
南マット・グロッソ州
首都ブラジリアを有する。
人口は1566万98人(2016年)

◆北部地域
アクレ州
アマゾナス州
アマパ州
トカンティンス州
パラー州
ロライマ州
ロンドニア州
人口は1770万7783人(2016年)。

歴史的に、ブラジルの南東部が発展しており、現代でもその傾向は続いており、人口の集中、経済活動の集中しています。
逆に面積では全国の45.3%を占め最大の地域となる北部地域
アマゾンの熱帯雨林が広がり経済発展の恩恵を受けておりません。
その他、中西部や、たびたび干ばつに襲われる北東部も生活水準は低いままであり、世界最貧国レベルとなります。

ブラジルは南東部の様な一部の地域が経済的に大いに発展し、先進国並みの生活水準となっている反面、北部中西部などは経済的にはまだまだ発展しておらず、経済格差が大いに広がっています。

ブラジルは経済新興国として存在感を高めつつありますが、
世界でも最悪レベルの貧富の差が広がっており、国民の60%が貧困層に属するとされています。

こういった経済格差の拡大はブラジルの治安情勢にも大きく影響を与えています。
ブラジルは日本と比較すると非常に治安が悪い国家となります。
人口10万人あたりの犯罪件数を日本と比較すると、
強盗は約420倍
殺人は約36倍
傷害は約21倍
であり、犯罪大国でもある事は十分知っておく必要があるかと思います。

こういった貧富の差というのは先進国でも非常に大きな問題として近年特に注目されている事を踏まえると、ブラジルの格差の問題は今後、この国の政治や経済への悪影響を及ぼす可能性は大いにあるでしょうね。

まとめ
ブラジルの貧富の差は非常に大きく、治安は日本と比べられないほど悪い。




終わりに


今回はBRICsの一角を占める南米の大国・ブラジルについてお話しました。
製造業などは大して発展しているイメージはありませんでしたが、自動車産業も活発で、航空機産業は世界有数の競争力を持っています。
ブラジルのGDP構成比は第一次産業が大きな比率を占めているイメージばかりでしたが、製造業も発展しており、第三次産業が大いに発展しているのは少々意外でした。
ブラジルは今後とも経済成長が期待できる国家ではありますが、貧富の差や地域間格差など不安要素も多く存在します。
また、国民一人あたりのGDPはまだまだ低い事から人口ボーナス期が終了するまでに、同国が経済的に発展しているかどうかは気になる点となります。

また、本章ではあまり触れていませんが、ブラジルは世界最大の日本社会を有する国家となります。
地球の裏側!と称され、日本とブラジルは物理的な距離は最も離れている二国間関係ではありますが、歴史的にもつながりが深い国であり、今後ともブラジルとの良好な関係を維持していきたいものですね。

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以下参考サイトなど
ブラジルーWikipedia
GLOBALNOTE
世界の原油(石油)埋蔵量 国別ランキング・推移 出典・参照:
BP
世界の原油(石油)生産量 国別ランキング・推移 出典・参照:BP
世界の石油輸出額 国別ランキング・推移 出典・参照:BP
世界の天然ガス輸出額 国別ランキング・推移 出典・参照:UNCTAD
中学社会地理的分野 世界地理編
農業セクター概観と主要穀物1(大豆・トウモロコシ)産業の動向
ブラジルの経済ーWikipedia
ブラジルの経済ー世界経済のネタ帳
ブラジルー世界史の窓
ブラジル農業の発展と課題
平成29年度国際エネルギー情勢調査
【alicセミナー】 ブラジル農業事情報告
人口ピラミッドから見える世界各地、国家の現状と将来(3)
ブラジルの不都合な事実
人口ボーナス期で見る有望市場は
ブラジルの石油・エネルギー産業
世界の人口ランキングー世界経済のネタ帳
ブラジルでは何に気を付ければ?安全情報について

解析

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コメント

  1. はるか より:

    待ってました、ブラジル編!
    今回も分かりやすいまとめをありがとうございます!
    勉強になります。
    アルゼンチンの話題も出していただき感謝です。
    クラッドさんの色鉛筆の塗りがキレイで…丁寧さを感じました(〃ω〃)
    次回も楽しみにしております~!

    • クラッド より:

      はるかさん今回もコメント頂きありがとうございます!!
      アルゼンチンはまた今度記事にもしようと思いますが、少しだけ触れておきました^^
      色鉛筆については何となく塗ったんでノリで掲載しましたw
      次はバルト三国の予定となりますので、のんびりお待ちください♪